最近、オーソモレキュラー療法についてばかりの記事に
なってしまっていますが、病院で自閉症と診断され
「改善もしくは進行を抑えることはできても
自閉症を完治することは難しい。」
と言われる中、完治する可能性が高いオーソモレキュラー療法には
私自身も興味深々です。
オーソモレキュラー療法について、息子の主治医にも詳しく話しを聞いてみたり、
文献や講演会などで少し勉強をしてみました。
親にとっては病院でしっかり管理してもらい、オーソモレキュラー療法を受ける
のが一番良いのかもしれませんが、オーソモレキュラー療法は保険外診療に
なるので、初診料で4万円程度、毎月1万円以上の費用がかかってしまいます。
この治療法は長く続ける必要があるので、長丁場で考えると痛い出費
ですから、実際どういう原理でオーソモレキュラー療法というものが
推奨されているのか主治医に聞いてみました。
まずは・・・
血液検査の中で、脳内のたんぱく質が正常に働くための
栄養素が足りているかを調べます。
子供の場合、鉄分不足であることが多く、こういった
栄養素の極端な偏りや不足によって、自閉症などの
発達障害や若年性糖尿病、高血圧が増えてきて
いるそうです。
脳内のたんぱく質は3つの役割を果たすのが正常で、
脳を沈静化させる作用
脳を興奮させる作用
興奮と沈静化させることを調節する作用
の3つの役割を果たすことが正常とされています。
この3つの働きを正常化させるために必要な栄養素が
『ナイアシン』
『ビタミンB6』
『葉酸』
『鉄』
この4つの栄養素が、とても重要な働きをしますが、
自閉症を持つ方は特にナイアシンとビタミンB6がかなりの
割合で減少しており、食物などで取り込まれた糖は
代謝や興奮作用にしか働いていないということが
研究の結果分かっているそうです。
こういったコントロールを血液検査をしながら
点滴やサプリメント、食事管理で正常化していくのが
オーソモレキュラー療法というわけなのです。
つまり・・・
脳の調節機能、脳を沈静化させる機能が劣る原因を
作っているのは栄養素を十分に摂取できていないか、
先天的に栄養素が偏っている状態なのか
どちらかという答えに行き当たります。
サプリメントと聞くと、アメリカのサプリメント大国を想像して
しまいますが、これだけ食事が欧米化し、野菜の値段も
高騰し続ける状態であれば、食事のみでこの栄養素を
補うのは不可能に近いそうです。
そのためのサプリメントと点滴。
オーソモレキュラー療法を自宅で出来ないものか色々調べて
みましたので、このお話は次回のブログで書いていこうと
思っています。