WISK-Ⅳの結果の見方と分析についてまとめました

20160525_103120

WISK-Ⅳを受けてきました。

前回WISK-Ⅲを受けてから2年ほど経ちます。

この2年の間でどれくらいの成長があったのかを図る意味で受けてきました。

 

結果は・・・医師からの説明では、はっきり言って何もわかりませんでした!

ということで、WISK-Ⅳの結果について自分なりに調べてきたのでまとめます。

 

■WISK-Ⅳ FSIQと合成得点の意味

各下位検査の粗点を元に評価点に換算

“合成得点は、4ヶ月毎に設定された年齢群の成績をもとにして成り立っている”
とのことなので、合成得点は『年齢相応のIQに直すとこれぐらい~』というイメージですね

 

■WISK-Ⅳ パーセンタイル

100人並んだ時に、後ろから何番目に来るか、というイメージらしいです・・・

どれくらいの人たちが100人集まったかというのは疑問ですが、あくまで「イメージ」として理解しています。

 

■WISK-Ⅳ 信頼区間

本人のコンディションによって検査結果がある程度変わることを前提に、全く同じ条件で検査を100回実施した場合、どのくらいの値になるか、というイメージ

※信頼区間が90%の場合、100回検査をして90回はだいたいこの範囲に入るだろうと想定される数値の幅

 

WISK-Ⅳ カテゴリごとの理解
■WISK-Ⅳ 言語理解(VCI)

<類似><単語><理解>の3つの基本検査
<知識><語の推理>の2つの補助検査

言葉についての総合的評価項目です。

言葉によって理解・推論すること、そして言葉を使って表現することについての評価です。
話す・聞くはもちろんですが、概念の理解や、単語の意味の理解、社会的な常識なんかも含まれるみたいですね。

VCIが弱い子どもたちは、基本的に、『聞く・読む・話す・言葉から推論する』という力が弱い傾向にあります。

 

■WISK-Ⅳ 知覚推理(PRI)

<積み木模様><絵の概念><行列推理>の2つの基本検査
<絵の完成>補助検査

目で見た情報を元に、状況を理解したり予測したり、推理したりする力を図る評価項目
目と手(体)の連動操作も含まれます。

知覚推理が低いと、何かを分類したり、あるパターンの理解、図や地図の読み取り、算数や空間認識能力が弱い傾向があります。

 

■WISK-Ⅳ ワーキングメモリー(WMI)

<数唱><語音整列>の2つの基本検査
<算数>補助検査

いわゆる『記憶力』についての評価項目です。
面白いのは、記憶量も含まれるみたいです。
記憶できる量が少ないと、新しい情報を記憶した時に古い情報が消えてしまうことです。

 

ワーキングメモリーが弱い子供は、九九や漢字の記憶が苦手だったりはもちろんのことですが

ADHDによく見られる特性の

落ち着きがない、衝動を抑えられない、不注意

といった性質があり、聞き間違いによる誤解や聞き漏らし、早とちりなどが見られます。

 

■WISK-Ⅳ 処理速度(PSI)

<符号><記号さがし>の2つの基本検査
<絵の抹消>補助検査

読んで字のごとく、基本的には視覚情報の処理能力の素早さです。
でも、単純にそれ以外にも、短期記憶の能力だったり、注意能力(集中力)だったりも含まれます。

 

処理速度が低い人は、パソコンやタブレット、スマホの導入を検討してもよいみたいです。

※詳しくは下記URL内のPDFに書いてあります。

http://www.psych.or.jp/publication/world060.html

[小特集]タブレットPCと心理学

 

で、まあ結果として

「まあそんなもんかな・・・」

っていう程度ですね。

 

言語理解は、合成得点としては90でしたが、会話する能力は著しく低いです。

ワーキングメモリーは合成得点79ですが、注意散漫だし、早とちりだし、記憶量もかなり低いです。

もっと低くてもおかしくないな~という印象です。

 

やっぱり、どこが弱いとかは一番身近でいつも見ている親がかなり理解していますよね。

問題は、「弱い部分をどう補っていくか」だと思います。

 

構造化もかなり広まってきているようですが、まだまだ特別支援学級レベルでは取り組んでいるところが少ないですね。

構造化についても、勉強を進めていますので、今度書きたいと思います。


ブログランキング・にほんブログ村へ

ポチッとランキング応援いただけると、とっても励みになります♪


<スポンサードリンク>

コメントを残す