最近、息子の発達障害のブログを書いていると、
ご近所の方から・・・
「がんばってね!」
と言われることも多くなりました。
今まで、「うん?」というような顔で見ていた方も
わざわざ寄ってきて息子に話しかけてくれるように
なりました。
日本は海外に比べると、発達障害に関する知識が個々に乏しく
そういった障害を持っている子供達への教育システムも
遅れています。
それは分かっていたはずなんですが・・・
今日は近所のご夫婦と買い物が一緒になり
話をしていると・・・
息子の発達障害の話題になりました。
「奥様の方はどこまで聞いていいのかしら?」
と少し探りながらお話をしていましたが、
ご主人の方は、昔大学で発達障害に関する講座を
取っていたらしく、少し自慢げに自分の知識を
話し続け、独壇場状態でした。
ご近所の方だったので私も変な顔も出来ずに
暴れまわる子供の手をぎゅっとにぎり
話を聞いていたのですが・・・
「まぁ~簡単に言えば・・・
アスペルガー症候群は自閉症と同じだからね~。」
とどこかの教授かのような態度でお話され、
「大変だろうけど、早く治るといいね!」
と言い残し自分の車に戻っていきました。
そこは大型ショッピングモール!
大声を出して叫びたいくらいに、腹の虫がおさまりませんでしたが
ふと息子が私の目を見つめ、車の台数を数え始める姿を
見ると感情的になってはいけないと改めて自分に
戒めることができました。
今、このブログを読んでくださっている方の中には発達障害の
知識がない方がいるかもしれません。
しかし、理解しようという気持ちが健常者と障害者の溝を埋め
お互いに共存できる社会作りができるんですよね。
ちなみに・・・
説明しておきますと・・・
アスペルガー症候群は、言語に関する知能が
動作に関する知能より高いのが特徴的です。
自閉症の場合は、動作に関する知能のほうが高く、
反応の乏しさや言葉の遅れを顕著に見ることができます。
自閉症の場合、言葉の発達の遅れが特徴的ですので
子供が小さい時に小児科や親が気づくことが多いのですが、
アスペルガー症候群の場合、言葉の発達の遅れは見られないため、
注意力散漫や順応性の無さに関しては個性と見られてしまい
気づかないことも多いのです。
発達障害にはいくつか種類があってどれも症状が違いますから
「発達障害ひとくくり」
にされてしまうと、発達障害児を持つ親もあまり良い気分はしませんし、
子供とコミュニケーションを取るのも難しいです。
是非、このブログを通して色んな方は健常者と障害者の共存に
ついて考えていただけると嬉しいな~と思います。