発達障害児・知的障害児のための特別支援学級の意味

最近、学校で出された宿題を見ていて、長男の考え方や物の見方に対して、改めて考えさせられました。

大人から見れば、なんてこと無い問題なんですが、長男にとっては超難問というか、そもそも問題の意味が分からないみたいです。

 

実際に、長男が考えてやった宿題ですが、

『大きい方を○で囲む』

という意味自体は、多分分かっていると思いますが、比較対象が分からないみたいです。

この画像は、実際の宿題ですが、多分健常児が見れば

1)2と3

1番の問題は、「2」と「3」を比べるんだな~って分かるんだと思います。

 

でも、長男の場合、そもそも問題が10個あること自体が分かりません。

なので、初めは、このプリントに書いてある数字の中で、自分で比較対象を決めて、数字に○をつけてきました。

問題自体に○をつけてますよね・・・

 

で、何とかこの問題はね~10個問題があってね~1番の問題は、「2」と「3」を比べるんだよ~って言う説明をした後に持ってきたのが、以下です。

『出来たよ~♪』

って言って持ってきた内容を見て、一瞬絶句したんですが、説明してやらせるのもかわいそうと思って、

『今日はよくがんばったから、いいよ♪

よくがんばったね!』

って言って、止めてしまいました。

 

後々、多分こうなんだろうな・・・って思ったのが、例えば、

2) 2と4

って問題は、子供にとっては

「22」 「4」

っていう数字を比較していたんだと思います。

 

「)」とか「と」は見えてない感じだと思いました。

※実際に長男の説明ではよくわかんないことを言っていましたが、何日か考えてでた僕なりの結論です。

 

実は、この問題をやる前に、もう一個同じプリントに問題があって、それが下記なんですが、この問題ですでに1時間が経過していました。

詳しくは省きますが、どこを囲っていいか自体が理解できてないですね・・・

 

厳しく説明したわけではないんですが、本人は一生懸命やっても出来ないことがすごく悔しいみたいで、途中から涙をぽろぽろ流しながら、それでも頑張っていました。

 

それまで数日の問題でも、同様の状態でした。

初めの頃は、出来るまで何とか説明して、ヒントを出しながらやっていたんですが、途中からは出来ていないことをお知らせする意味で、間違っていてもそのまま学校へ持って行かせました。

 

いつだったか覚えていませんが、学校の先生とお話しをしたんですが、

「学校では理解できていますよ~」

って言われて、かなり懐疑的でしたが、ひとまずお任せすることにしたんですね。

 

でも、今回ちょっと自分としても疑問が大きくなり、即、学校へ電話をして現状を説明し、出来るだけ達成感を味わえるような宿題にしてもらうようにお願いをしました。

 

で、今回の件を、妻と話したんですが、

『そもそも問題自体が長男に合ってない』

と言われて

『!!!』

って感じでしたね。

 

こんな宿題を出している時点で、普通学級にいるとの変わらないって事ですね。

いくら情緒クラスと言っても、発達に問題があって特別支援学級に入れたんです。

普通学級では無理があると思って、特別な支援が必要な子が入るクラスにわざわざ進学させたんですよね。

 

本来であれば、1枚の紙には、問題は1個だけ。

それも、余計な「と」とかはいらないんです。

1枚の紙に、「2」と「3」だけが書いてあって、大きい方に○をつけるって言うのは連絡帳にでも書いてあればいいんですよね。

 

現状の日本の公立学校では、期待するのが酷なのかもしれませんが、でも、教育委員会には相談してみるつもりです。

 

併行して、窓際のトットちゃんで黒柳さんが通っていたような学校がないか調べてみようと思いました。

 

分からなくっても、自分なりに何とか頑張っている子供を見て、感心して涙が出そうになりました。

普通の子にとってはなんてこと無いことでも、発達障害児はひたすら頑張っている!ってことを改めて痛感しました。

 

ただただ

「よく頑張ったね♪」

って褒めてもらいたくって、自分でも達成感が味わいたくって頑張ってるんだな・・・って思いました。

 

少しでもその頑張りが正当な方へ向くように、出来るだけ不毛な努力を減らしてあげたいと思っています。


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